個人開発の魅力は「自己表現」と「繋がり」【個人開発者きんみさん】

アプリ・Webサービス

個人開発ドットコムは、個人開発者自身に注目し、開発者へのインタビューを行っています。

今回は、Twitter大喜利サイト「ついぎり」を開発・運営されている「きんみ」さんにインタビューしました。

ついぎりの紹介記事:君のセンスを見せつけろ!Twitterが大喜利大会になるサービス「ついぎり」

個人開発の魅力やサービスの想いを伺いました。

自己紹介

ー 自己紹介をお願いします

きんみです。32歳、福岡でSESサラリーマンをやっています。

エンジニア歴は約10年。5年ほど東京にいました。

ずっとSESサラリーマンとして大規模システムの歯車を作ったり保守したりしています。

Java屋さんです。

運営サービス「ついぎり」

ー 作っているサービスの説明をお願いします

メインで運営しているのは、Twitter大喜利サイト「ついぎり」です。

ついぎり - twigiri.app - | Twitter連動型 大喜利サイト
ついぎり(twigiri.app)は、Twitterのいいね&RTの数でランキングが決まるWeb大喜利サービスです。

お題を投稿したり、ボケたりできるサービスです。

ボケをTwitterにシェアすると、ツイートについた「いいね」「RT」の数が座布団として集計されます。

2019年8月にローンチして、今もアップデートし続けています。

他には遊びで作った

「悟空語ジェネレーター」(https://goku-lang.netlify.com/)

「Barcode The Gathering」(https://barcode-the-gathering.appspot.com/)

があります。

個人開発のきっかけは2018年の個人開発ブーム

ー 個人開発を始めたきっかけは何でしょうか?

Qiitaですね。2018年頃、個人開発ブームで沢山の「作ってみた系記事」が投稿されてました。

僕はものづくりが好きでエンジニアになったのに、個人開発どころか最新技術のキャッチアップもろくにやってなかったので焦燥感と好奇心が入り混じる複雑な気持ちで記事を読んでいました。

Twitterアカウントを作って個人開発者の活動を追うようになり、楽しそうに技術で遊んで姿を見てたら自然と「僕も何かやりたい」と思うようになって作ったのが「悟空語ジェネレーター」です。

詳細な経緯についてはnoteに纏めたので、もしお暇があれば読んで頂けると嬉しいです笑

見出し画像

「私の経歴書」(https://note.com/kinmi/n/neafe1fb59f38)

個人開発で使う技術を触る

ー どのように開発しましたか?

最初はJava以外は分からない状況だったので、個人開発で使われていた言語を片っ端から触りました。

Pythonでスクレイピングしてみたり、Firebaseとフロントエンド技術でチャットを作ってみたり。

JS三大フレームワーク(Anglar, React, Vue)は全部Hello Worldしてみました。

取っ掛かりとしては公式のチュートリアルやQiita等にある入門記事で始める事が多いですね。

というか当時、それ以外のやり方を知らなかったです笑

Twitterでよく目にするProgate等の動画教材は便利そうだなーと思いつつずっと手を出せていなかったので、最近はUdemyのSwift講座を受講してみてます。

自己表現や自分の思いをカタチする

ー 運営サービスでのやりがいや楽しい点、苦労している点、集客方法や上手くいった施策などサービスを運営しているからわかる気付きなど教えてください

月並みですが「面白い」と言ってもらえた時はやってよかったと感じます。

あと「凄い」と言ってもらえたら有頂天になります。

個人開発は自己表現なんですよね。自分の中にある「こんなサービスあったらウケるんじゃないか」とか「こういうの欲しい」という気持ちを創造する行為なので。

顔を知らないどころか、ネット上の繋がりすらない人に語りかけるようなものです。

何も伝えたい事が無い自己満足のサービスなら公開しません。

使ってもらえる。反応がある。それだけで幸せになります。

集客に関しては成功していると言えないので何ともですが・・・やはり継続したアップデートは必要だと感じます。

作って終わり、ではなくユーザーの傾向を分析したり、「作ってみたい」駆動でもいいです。

何かしらアップデートすれば、その分ユーザーの関心を引けます。

ネットで目に入ってくる個人開発サービスはどれも、ローンチ直後からバズってるようなものばかりなので「バズらなかったから失敗作」と思ってしまう気持ちも分かります。

ただGoogleやTwitterの様な世界規模にまで成長したサービスでさえ、現状に満足せず定期的にアップデートしています。WEBサービスに限らずツールやゲームも同じだと思います。

それなのに個人で作った個人クオリティの制作物が現状で完成のはずないんです。

ついぎりには「期間限定カード」という、クリスマスやお正月等の行事ごとに限定カードを出す機能を付けてます。

まぁ大変です。僕にはイラスト描くスキルが無いので。

毎回、半ば義務感で素材サイト巡りをして、ライセンスの確認をして、必要あれば配布元へ問い合わせしたり素材の使用料を払って、イラストレーター等のエディタソフトは持ってないのでAdobe XDという用途の違うツールで無理やり作ってます。

最初に期間限定カードを登場させたのが去年のハロウィンでした。つまり僕は最低でもあと半年以上、この作業を継続しないといけないです。

ハロウィン限定カード
バレンタインデー限定カード

でも実装して良かったです。期間限定カードの公開直後はアクセス数とボケの投稿数が伸びます。

「アップデートし続ける」という縛りのある機能は付けといた方が良いと思いました。

個人開発で役立った書籍

ー 学習や開発に役立った本・動画・サービスなど

ついぎりはNuxt.js(Vue.js) + Firebase + GAE で作ってます。

着手前に以下の本を読みました。

Vue.jsとFirebaseで作るミニWebサービス

[渡邊 達明]の改訂新版 Vue.jsとFirebaseで作るミニWebサービス (技術の泉シリーズ(NextPublishing))

Nuxt.jsビギナーズガイド

[花谷拓磨]のNuxt.jsビギナーズガイド

どちらもお勧めですが、Vueは近々メジャーバージョンアップを控えてますし、Firebaseもベストプラクティスが変わり続けてます。

出版社から発刊される書籍はどうしても内容が古くなってしまうので、そういう意味では技術書典等で販売されている同人誌の方がトレンドに沿った情報でスタート出来ると思います。

個人開発の魅力は「繋がり」

ー 個人開発の魅力とは何でしょうか?

繋がりだと思います。

個人開発というのはまだ成功例が少なく、再現性も無い為、誰しもが試行錯誤しながら挑戦しています。

本気であればある程、寄り添い、知見の共有をしています。

好きな事に対して真っ直ぐな人は魅力的な人が多いです。経験上、悪い人がいないんです。そんな人たちと対等に意見の交換が出来る瞬間は個人開発をやっていて良かったなと思います。

僕は「運営者ギルド」(https://qiita.com/organizations/admin-guild)というSlackコミュニティに所属しています。

馴れ合いつつも時には厳しい意見のぶつかり合いもあり、全員が真剣だからこそ得られる体験があります。

他にも、ユーザーと近い位置で開発が出来たり、最新技術を存分に使えたり、収益を追えたり、情報の発信源となれたり、エンジニアとしての価値を上げれたり、まだ成功体験を得られてない僕でさえ沢山のメリットを挙げることが出来ます。

逆にデメリットは何も思いつきません。家族との折り合いは僕含め皆さん苦労されてるみたいですが笑

これからの展望

ー 今後の展望について教えてください

最初に書きましたが、僕はずっとJavaしか触ってなくて個人開発者としてはまだ一年目の駆け出しです。

もっと作れる物の幅を広げたくて今はSwiftの勉強をしています。夏頃には何かiOSアプリをリリース出来たらなと思ってます。

ゲームも作れるようになりたいので、イラストも頑張ります。

その傍ら、ついぎりも大幅にアップデートしたいと思っています。

現在のクオリティじゃまだ、非エンジニア層まで宣伝するのは早いと考えていて、現状をベースにUI/UXや機能面、性能面を全面的に見直します。

年内・・・には、やれたらいいなと!

伝えたいこと

ー 読者へ伝えたいことなどあれば教えてください

個人開発をまだやってない方へ。

僕は沢山の方と個人開発について話したいです。

技術の話もそうですが、アイディア出しのやり方や、集客の仕方、収益の上げ方、どんなものがウケるか、など。

技術力がある人/ない人、学歴が高い人/低い人、お金持ちな人/貧乏な人、どんなバックグラウンドがあっても「個人開発」という舞台では皆対等で、それぞれ見方が違います。それが面白いんです。

意識高い大学生みたいなこと言ってますが、30過ぎた枯れかけのオッサンをそんな気持ちにさせる個人開発ってやっぱ凄いんです。

「作り方」の情報は既に溢れ返ってます。無料、もしくは少しのお金で始められます。とりあえずやってみましょう。それだけで世界が変わると思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

ー ありがとうございました!

開発者情報

Twitterアカウント:https://twitter.com/_kinmi

運営サービス:ついぎり

ついぎり公式Twitterアカウント:https://twitter.com/twigiri_app

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